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「防水工事にはどんな種類があるの?」「うちの建物にはどの工法が合っているの?」——防水工事を検討するとき、工法の種類が多くてどれを選べばよいか迷ってしまう方は少なくありません。

防水工事には大きく分けてウレタン防水・FRP防水・シート防水・アスファルト防水の4種類があり、それぞれ施工方法や耐久性、適した場所、費用が異なります。建物の構造や用途、予算に合わない工法を選んでしまうと、早期の劣化や再施工が必要になり、結果的にコストが膨らむおそれがあります。

この記事では、4種類の防水工法の特徴・メリット・デメリット・耐用年数・費用相場をわかりやすく比較し、場所別の最適な工法の選び方、既存防水の見分け方、防水工事が必要なタイミングまで詳しく解説します。まずは下の表で全体像をご確認ください。

確認したいポイント結論詳細
防水工事にはどんな種類がある?大きく分けて4種類ウレタン防水・FRP防水・シート防水・アスファルト防水の4つ。建物の構造や用途に合わせて選定する。
ウレタン防水の特徴は?汎用性が高く安価液状の樹脂を塗布する工法。複雑な形状にも対応でき、もっとも広く採用されている。耐用年数10~13年。
FRP防水の特徴は?高強度・短工期ガラス繊維と樹脂を組み合わせた硬質な防水層。歩行にも強く、新築ベランダで主流。耐用年数10~20年。
シート防水の特徴は?広い面積に適し施工が早い塩ビやゴム製のシートを貼り付ける工法。屋上やビルの改修に多く採用。耐用年数10~20年。
アスファルト防水の特徴は?もっとも耐久性が高いアスファルトとシートを重ねる歴史ある工法。大規模建物の屋上に適し、耐用年数15~25年。
どの種類を選べばいい?場所・面積・予算で判断ベランダはFRPかウレタン、屋上はシートかアスファルトが一般的。専門業者の診断で最適な工法を選定。
既存の防水の種類を見分けるには?継ぎ目・質感・硬さで判断継ぎ目がなければウレタンかFRP、シートの継ぎ目があればシート防水。改修時は種類の確認が重要。
防水工事のタイミングは?築10~15年または劣化サイン発見時色あせ・ひび割れ・膨れ・水たまり・雨漏りが代表的な劣化サイン。トップコートは5年ごとに塗り替え推奨。

この記事でわかること

  • 防水工事4種類(ウレタン・FRP・シート・アスファルト)の特徴と違い
  • 各工法のメリット・デメリットと耐用年数の比較
  • ベランダ・屋上など場所別の最適な工法の選び方
  • 既存の防水層の種類を自分で見分ける方法
  • 防水工事が必要な劣化サインとメンテナンスのポイント
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防水工事とは?なぜ種類を知ることが大切なのか

防水工事とは、建物の屋上やベランダ、外壁などに防水層を形成し、雨水が建物内部に浸入するのを防ぐ工事です。防水層は紫外線や風雨にさらされ続けることで10~15年で劣化が進み、定期的な改修が必要になります。

防水工事の種類を事前に理解しておくことが大切な理由は、工法によって適した場所・耐用年数・費用・施工条件がまったく異なるからです。既存の防水層と相性の悪い工法を選ぶと密着不良を起こし、数年で剥がれて再工事が必要になることもあります。改修工事のやり直しには初回の1.5~2倍のコストがかかるケースもあるため、最初の段階で適切な工法を選ぶことがもっとも重要です(参照:国土交通省 住宅瑕疵担保履行制度)。

ウレタン防水|もっとも汎用性の高い定番工法

単価:3,000~7,000円/㎡ 耐用年数:10~13年

ウレタン防水は、液状のウレタン樹脂を複数回塗り重ねて、継ぎ目のないシームレスな防水層を形成する工法です。もっとも広く採用されている防水工法であり、一般住宅のベランダから商業ビルの屋上まで幅広く対応できます。

メリット:複雑な形状や凹凸のある場所にも施工しやすい。既存の防水層の上から塗り重ねることも可能で撤去費を抑えられる。費用が比較的安く、廃材も少ない。

デメリット:職人の技術によって仕上がりに差が出やすい。乾燥に時間がかかるため工期は3~7日程度と他の工法より長め。塗りムラがあると防水性能が低下するリスクがある。

ウレタン防水には「密着工法」と「通気緩衝工法」の2種類があります。密着工法は下地に直接塗布する方法で費用を抑えやすく、通気緩衝工法は通気シートを敷いてから塗布する方法で下地の水分による膨れを防ぐ効果があります。やまもとくんのお役立ちブログでも防水工事の工法選びを紹介しています。

FRP防水|高強度で新築ベランダの主流

単価:4,000~7,000円/㎡ 耐用年数:10~20年

FRP防水は、ガラス繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics)を使用して硬質な防水層を形成する工法です。新築の戸建て住宅のベランダでもっとも多く採用されている工法で、摩耗に強く歩行にも耐えられる高い耐久性が特徴です。

メリット:硬化が早く工期は1~2日と短い。強度が高く歩行頻度の高い場所に適している。軽量で建物への負担が少ない。

デメリット:広い面積ではひび割れが発生しやすい。紫外線に弱く、5年程度ごとにトップコートの塗り替えが必要。伸縮性が低く、建物の動きに追従しにくい面がある。

FRP防水はベランダや小面積のバルコニーに適した工法ですが、マンションの屋上のような広い面積には不向きです。面積が広い場合はウレタン防水やシート防水を検討しましょう。

シート防水|広い屋上に適したコスト効率の高い工法

単価:4,000~7,000円/㎡ 耐用年数:10~20年

シート防水は、塩化ビニール製やゴム製の防水シートを接着剤やビスで下地に固定する工法です。広くて平坦な面積の施工に適しており、マンションやビルの屋上で多く採用されています。

メリット:工期が短い。大面積を一度に施工でき、品質のばらつきが少ない。既存防水層の上から施工できる「機械固定工法」なら撤去費が不要。

デメリット:シートの継ぎ目の処理が不十分だと漏水のリスクがある。複雑な形状の場所には不向き。台風時にシートが飛散するリスクがあるため、耐風圧性能を確認する必要がある。

シート防水には「接着工法」と「機械固定工法」の2種類があります。改修工事では、さまざまな下地に対応できる機械固定工法が多く採用されています。やまもとくんの施工事例はこちらからもご確認いただけます。

アスファルト防水|もっとも歴史があり耐久性が高い工法

単価:5,500~8,000円/㎡ 耐用年数:15~25年

アスファルト防水は、溶融したアスファルトとルーフィング(防水シート)を交互に貼り重ねて厚みのある防水層を形成する工法です。防水工事のなかでもっとも長い歴史と高い耐久性を持ち、官公庁の重要建物にも採用されている信頼性の高い工法です。

メリット:耐用年数15~25年ともっとも長寿命。厚い防水層による高い防水信頼性。大規模ビルやマンション、駐車場に適している。

デメリット:施工時に高温のアスファルトを使用するため臭いや煙が出る(熱工法の場合)。費用が他の工法よりも高い。住宅地では近隣への配慮が必要。

近年は臭いや煙が少ない「常温粘着工法(冷工法)」や「トーチ工法」の採用が増えています。環境性能を重視する場合は常温粘着工法、寒冷地ではトーチ工法が選ばれる傾向にあります。

場所別の最適な防水工法の選び方

防水工事の工法選びで迷ったら、施工場所から逆算して考えるのが近道です。

一戸建てのベランダ・バルコニー:FRP防水またはウレタン防水が一般的。新築はFRP、改修はウレタンが多く採用される。面積が小さく形状が複雑なベランダにはウレタンが適しています。

マンション・ビルの屋上(大面積):シート防水またはアスファルト防水が向いている。コストを抑えたい場合はシート防水、長期耐久性を重視するならアスファルト防水を選びましょう。

共用廊下・階段:歩行頻度が高いためウレタン防水またはFRP防水が適している。耐摩耗性と歩行感を考慮して選定します。

駐車場:車両の重量に耐えられるアスファルト防水が適しています。

ただし、建物の状態や既存防水の種類によっても最適な工法は変わります。自己判断で決めず、専門業者に現地調査を依頼し、建物に合った工法を提案してもらうことが確実です。やまもとくんのブログでも防水工事の選び方を紹介しています

4種類の防水工事の費用相場を比較

防水工事の費用は、工法・施工面積・下地の状態によって異なります。ここでは一般的な費用の目安をまとめます。

ウレタン防水:3,000~7,000円/㎡ ベランダ(10㎡)で約5万~10万円

FRP防水:4,000~7,000円/㎡ ベランダ(10㎡)で約5万~10万円

シート防水:4,000~7,000円/㎡ 屋上(100㎡)で約50万~80万円

アスファルト防水:5,500~8,000円/㎡ 屋上(100㎡)で約60万~100万円

上記は防水層の施工費用であり、高圧洗浄・下地補修・トップコート・足場代などの諸経費が別途かかる場合があります。外壁塗装と同じタイミングで施工すれば足場を共用でき、トータルコストを大幅に抑えることができます。やまもとくんでは外壁塗装と防水工事のセット対応も承っています。

費用を抑えるもう一つのポイントは、劣化が軽いうちに対処することです。トップコートの色あせ段階であれば塗り替えだけで数万円で済みますが、防水層の全面やり替えが必要になると数十万円単位の出費になります。定期的な点検で劣化を早期発見し、被害が広がる前に対処することが費用を最小限に抑える鍵です。

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既存の防水層の種類を見分ける方法

改修工事では既存の防水層の種類を把握したうえで適切な工法を選ぶ必要があります。見分け方の基本は「継ぎ目の有無」「表面の質感」「硬さ」の3つです。

継ぎ目がない:ウレタン防水またはFRP防水の可能性が高い。表面がゴムのように弾力があればウレタン、硬くツルツルしていればFRPです。

シートの継ぎ目が見える:シート防水。シートの素材が柔らかければゴムシート、硬めなら塩ビシートです。

表面がザラザラしている、またはコンクリートで覆われている:アスファルト防水の保護仕様の可能性があります。

ただし、自分で正確に見分けることが難しい場合も多いため、改修工事を検討する際は専門業者に現地調査を依頼し、既存防水の種類と状態を正確に診断してもらうことをおすすめします。

防水工事が必要なタイミングと劣化サイン

防水工事の改修時期は一般的に築10~15年が目安です。以下の劣化サインが見られたら、早めの点検・改修を検討しましょう。

色あせ・退色:トップコートの保護機能が低下しているサイン。この段階なら塗り替えだけで対応可能です。

ひび割れ・剥がれ:防水層本体まで劣化が進んでいる可能性があり、放置すると雨水が浸入します。

膨れ・浮き:下地に水分が溜まり、防水層を内側から膨らませている状態。放置すると防水層が破れます。

水たまり:排水不良や防水層の勾配崩れが原因。水が滞留すると劣化が加速します。

雨漏り:もっとも緊急性の高い状態。すぐに専門業者に連絡してください。

なお、トップコートの塗り替えは約5年ごとに行うことで、防水層本体の寿命を大幅に延ばすことができます。5年ごとのトップコート塗り替えは、もっともコストパフォーマンスの高い防水メンテナンスです。

また、防水層の劣化だけでなく、排水口(ドレン)の詰まりにも注意が必要です。落ち葉やゴミで排水口が詰まると水が溜まり、防水層への負荷が増大します。年に2~3回は排水口周辺を清掃し、スムーズに水が流れる状態を維持しましょう。梅雨入り前や台風シーズン前のタイミングで点検しておくと安心です。

防水工事で失敗しない業者選びのポイント

防水工事は工法ごとに異なる技術が求められるため、業者選びが工事の品質を大きく左右します。以下のポイントを確認しましょう。

防水工事の施工実績が豊富か

防水工事にはさまざまな工法があり、それぞれに異なる施工技術が求められます。ホームページや口コミで防水工事の施工事例を確認し、実績が豊富な業者を選びましょう。特に、自分の建物と同じタイプ(ベランダ・屋上・マンションなど)の施工実績があるかどうかがポイントです。

現地調査を行ってから工法を提案するか

信頼できる業者は、現地調査で既存防水の種類と劣化状態を確認したうえで、建物に合った工法を提案してくれます。現地を見ずに電話だけで見積もりを出す業者は、追加費用が発生したり不適切な工法で施工されたりするリスクが高いため避けましょう。

保証とアフターフォローが明確か

防水工事は施工後の品質維持が重要です。保証期間(最低5年以上が目安)と適用条件を書面で確認し、定期点検のサービスがあるかどうかも確認しておきましょう。

やまもとくんでは、施工実績全国No.1の豊富な経験と最長50年のトリプル安心保証で、ベランダ・屋上・外壁の防水工事を安心してお任せいただけます。防水工事の種類や工法選びでお困りの方は、お気軽にご相談ください。

まとめ

防水工事には大きく分けてウレタン防水・FRP防水・シート防水・アスファルト防水の4種類があり、それぞれ特徴や適した場所が異なります。ベランダにはFRPかウレタン、屋上にはシートかアスファルトが一般的な選択肢です。

工法の選定を誤ると早期の劣化や再施工が必要になり、結果的にコストが膨らむおそれがあります。既存防水の種類を正しく把握したうえで、建物の構造・面積・予算に合った工法を選ぶことが、長期的に建物を守るためのもっとも重要なポイントです。劣化サインを見逃さず、5年ごとのトップコート塗り替えで防水層の寿命を延ばすメンテナンスも忘れずに行いましょう。

防水工事の種類や工法選びでお悩みの方は、お気軽にやまもとくんまでご相談ください。施工実績全国No.1の豊富な経験をもとに、建物に最適な工法をご提案いたします。無料診断・お見積もりを承っております。

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