「3階建ての外壁塗装って、2階建てよりどれくらい高くなるの?」「相場がわからず、提示された見積もりが適正か判断できない」と感じていませんか。3階建ては2階建てと塗装面積こそ大きく変わらないものの、足場の高さや高所作業の手間から費用が割高になりやすく、相場を知らないまま契約すると損をしてしまうこともあります。
本記事では累計26,000棟以上の施工実績を持つ株式会社やまもとくんが、3階建ての外壁塗装の本当の相場、2階建てとの費用差、3階建て特有の注意点を実例ベースで整理します。読み終えるころには、提示された見積もりが適正かどうかを、ご自身で自信を持って判断できるようになるはずです。
| 確認したいポイント | 結論 | 詳細 |
|---|---|---|
| 3階建ての相場は? | 30坪で100万〜140万円が目安 | シリコン塗料・足場込みの金額 |
| 2階建てと比べると? | 5〜10万円ほど高くなります | 差額の主因は足場代です |
| なぜ高くなるの? | 足場・高所作業・施工範囲 | 塗装面積自体は2階建てと同等 |
| 足場代はいくら? | 1㎡あたり800〜1,200円 | 高所設置で単価が上がります |
| 費用を抑えるには? | 屋根との同時施工が有効 | 足場代を1回分に圧縮できます |
| 工期はどれくらい? | 約2週間が目安です | 2階建てより2〜3日長めです |
<本記事から分かるポイント>
- 3階建ての外壁塗装の本当の相場が坪数別に具体的にわかります
- 2階建てより5〜10万円高くなる理由としくみが理解できます
- 足場代・高圧洗浄・養生など費用の内訳と単価相場が把握できます
- 塗料グレード別の単価と耐用年数の違いが見えてきます
- 狭小地・ルーフバルコニーなど3階建て特有の注意点が身につきます
- 費用を抑える4つのコツと失敗しない業者選びのポイントがわかります
もくじ
外壁塗装の3階建ての相場はいくら?まず結論から
3階建ての外壁塗装を検討するうえで、最初に知っておきたいのが全体の相場感です。ここでは総額の目安と、坪数別の費用、2階建てとの違いを順に確認していきましょう。
3階建ての外壁塗装相場は約100〜140万円が目安
一般的な30坪・3階建て住宅でシリコン塗料を使用した場合、外壁塗装の相場は足場代などをすべて含めて約100〜140万円が目安です。同じ30坪でも、窓の大きさによる塗装面積の違いや、バルコニー・軒天といった付帯部の量、外壁の劣化状況によって金額には幅が出ます。「外壁塗装の相場は3階建てだと一律でいくら」と断言できるものではなく、建物の条件によって変動する点を理解しておくことが大切です。
なお、外壁塗装の費用は外壁面積をもとに算出されます。外壁面積は延床面積に比例するため、2階建てでも3階建てでも同じ30坪なら塗装面積そのものはほぼ同じです。それでも3階建ての方が高くなるのは、後述する足場代をはじめとした要因が関係しています。
坪数別(30坪・40坪・50坪)の費用相場一覧
3階建て住宅は延床面積によって相場が変わります。標準的なシリコン塗料を使った場合の坪数別の目安は以下の通りです。
| 坪数(延床面積) | 外壁塗装の相場(3階建て・足場込み) |
|---|---|
| 15〜20坪 | 約80〜110万円 |
| 30坪 | 約100〜140万円 |
| 40坪 | 約120〜160万円 |
| 50坪 | 約140〜190万円 |
※標準的なシリコン塗料を使用した場合の概算です。フッ素や無機といった高グレードの塗料を選ぶ場合や、外壁の劣化が大きく下地補修が必要な場合は、さらに高額になります。
15〜20坪のコンパクトな3階建て(狭小住宅)であっても、高所作業と足場設置が必要なため、平屋や小規模な2階建てより割高になりやすい点には注意が必要です。
関連記事:外壁塗装60坪の相場と大型住宅・二世帯住宅特有の注意点
2階建てと3階建ての相場を比較
同じ坪数で比べると、外壁塗装の相場は3階建ての方が2階建てよりおおむね5〜10万円ほど高くなる傾向があります。
| 坪数 | 2階建ての相場 | 3階建ての相場 |
|---|---|---|
| 30坪 | 約80〜120万円 | 約100〜140万円 |
| 40坪 | 約100〜140万円 | 約120〜160万円 |
この差額の最大の要因が「足場代」です。なぜ足場代が高くなるのか、次の章で詳しく見ていきましょう。
3階建ての外壁塗装が2階建てより高くなる3つの理由
外壁塗装の相場が3階建てで高くなるのには、明確な理由があります。代表的な3つを押さえておけば、見積もりの妥当性も判断しやすくなります。
理由①足場代が高くなる(5〜10万円アップ)
3階建てが高くなる最大の理由が足場代です。足場費用は「足場の設置面積 × 単価」で算出され、設置面積は延床面積ではなく敷地面積と建物の高さから計算されます。3階建ては2階建てより高さがあるぶん足場の面積が増え、さらに高所でも崩れないよう頑丈に組む必要があるため、単価も割高になります。
足場の単価は1㎡あたり約800〜1,200円が目安で、3階建ては高所設置になることから数百円単位で上乗せされるケースもあります。結果として、2階建てと比べて足場代だけで約3〜5万円、全体で5〜10万円ほど高くなるのが一般的です。
理由②高所作業で工期と人件費が増える
3階建ては高所での作業が増えるため、職人が安全に作業するための手間と時間が余分にかかります。足場の昇り降りや慎重な高所作業により、工期は2階建てより2〜3日ほど長くなる傾向があります。一般的な2階建てが7〜10日程度で終わるのに対し、3階建ては2週間前後を見込んでおくとよいでしょう。工期が延びれば、そのぶん人件費も相場に反映されます。
理由③付帯部やルーフバルコニーで施工範囲が広がる
3階建て住宅は、ルーフバルコニーや屋上を備えているケースが多く、防水工事が必要になることがあります。また、軒天・破風板・雨樋・笠木といった付帯部の塗装も加わると、施工範囲が広がり、そのぶん費用も増えます。付帯部塗装は住宅一棟あたり約12〜20万円が相場で、3階建てでは付帯部の量が多くなりやすい点も、相場が上がる一因です。
3階建て外壁塗装の費用内訳と単価相場
提示された見積もりが適正かどうかを判断するには、費用の内訳を理解しておくことが欠かせません。3階建ての外壁塗装の主な内訳と単価相場を確認しましょう。
足場代・高圧洗浄・養生などの内訳
3階建ての外壁塗装の見積もりは、主に次の項目で構成されています。
| 項目 | 単価・費用の目安 | 内容 |
|---|---|---|
| 足場代 | 約800〜1,200円/㎡ | 安全な作業と塗料の飛散防止のための仮設足場 |
| 高圧洗浄 | 約200〜300円/㎡ | 外壁の汚れ・コケ・旧塗膜を洗い流す下地処理 |
| 養生 | 約300〜500円/㎡ | 塗装しない部分を保護する作業 |
| 外壁塗装 | 約1,800〜4,500円/㎡ | 下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが基本 |
| シーリング補修 | 約700〜1,200円/m | 目地のコーキング打ち替え・増し打ち |
| 付帯部塗装 | 約12〜20万円/一式 | 軒天・破風・雨樋などの塗装 |
| 諸経費 | 工事総額の約5〜10% | 道具代・保険料・運搬費など |
諸経費が総額の10%を大きく超える場合は、何が含まれているのか確認するとよいでしょう。各項目が「一式」とだけ書かれ、単価や数量が不明瞭な見積もりには注意が必要です。
塗料グレード別の単価と耐用年数
外壁塗装の費用は、塗料のグレードによって大きく変わります。代表的な塗料の単価と耐用年数の目安は以下の通りです。
| 塗料の種類 | 単価(㎡あたり) | 耐用年数 |
|---|---|---|
| アクリル | 約1,000〜1,800円 | 約5〜7年 |
| ウレタン | 約1,800〜2,500円 | 約8〜10年 |
| シリコン | 約2,300〜3,500円 | 約10〜13年 |
| フッ素 | 約3,800〜4,800円 | 約15〜20年 |
| 無機 | 約4,500〜5,500円 | 約20〜25年 |
3階建ては足場代が高くつくため、塗り替えのたびに足場費用がかかります。そのため、初期費用を抑えて短いサイクルで塗り替えるよりも、フッ素や無機といった耐用年数の長い塗料を選び、塗り替え回数そのものを減らす方が、長期的にはお得になるケースが多くあります。
3階建ての外壁塗装で費用を抑える4つのポイント
相場より少しでも費用を抑えたい方に向けて、3階建てならではの節約のコツを紹介します。
屋根塗装・付帯部塗装と同時に施工する
足場が必要な工事は、できる限り同じタイミングでまとめて行うのが鉄則です。外壁塗装と屋根塗装を別々に依頼すると、そのたびに足場代が発生してしまいます。外壁塗装と同時なら、外壁用に組んだ足場をそのまま屋根塗装にも使えるため、足場代を一度で済ませられます。屋根塗装を同時に行う場合の追加費用は外壁+20〜40万円程度が目安です。雨樋や破風などの付帯部も同じ理由でまとめて施工しましょう。
耐用年数の長い塗料を選ぶ
前述の通り、3階建ては足場代が高いため、1回あたりの外壁塗装費用が高額になりがちです。だからこそ、耐用年数の長い塗料を選んで塗り替えサイクルを延ばすことが、トータルコストの削減につながります。目先の安さだけで塗料を決めず、「何年もつか」という視点で選ぶことが大切です。
相見積もりで適正価格を見極める
外壁塗装の相場は、業者によって提示額に差が出ます。3階建ての適正価格を見極めるためにも、必ず2〜3社から相見積もりを取りましょう。その際、総額だけでなく、足場や塗料のグレード、塗り回数、付帯部の範囲といった内訳をそろえて比較することが重要です。極端に安い見積もりは、塗り回数を減らしていたり、安価な塗料を使っていたりする可能性があるため注意しましょう。
関連記事:外壁塗装を安く抑える7つのコツと注意点をプロが解説
火災保険・助成金を活用する
台風や強風などの自然災害で外壁や屋根が破損した場合、火災保険が適用できることがあります。また、自治体によっては住宅リフォームに対する助成金・補助金制度が用意されている場合もあります。お住まいの地域の制度を事前に確認しておくと、費用負担を軽減できる可能性があります。
3階建ての外壁塗装で失敗しないための注意点
費用面だけでなく、3階建て特有のチェックポイントを押さえておくと、施工後のトラブルを防げます。
狭小地・隣家との距離による足場の問題
都市部の3階建ては狭小地に建っていることが多く、隣家との距離が近いと足場を十分に組めないケースがあります。安全で丁寧な施工のためには、建物と敷地の境界に50〜60cm程度の隙間が必要とされます。スペースが確保できない場合は、隣地を一時的に借りて足場を設置することもあるため、近隣への配慮や業者の対応力が問われます。
ルーフバルコニー・屋上の防水を確認する
3階建てに多いルーフバルコニーや屋上は、防水層が劣化すると雨漏りの原因になります。床がざらついてきたり、細かなひび割れが出てきたりしたら、防水工事のサインです。すでに雨漏りしている場合は早急な修繕が必要ですが、そうでなくても足場のあるタイミングで防水塗装を施しておくと、雨漏りを未然に防げます。
屋根・高所の点検を必ず依頼する
3階建ては高さがあるため、自分で屋根の状態を確認するのは困難です。点検をせずに契約してしまうと、破損があった場合に補修が見積もりに含まれず、工事開始後に追加費用が発生することがあります。今はドローンや高所カメラで直接登らずに点検できる方法もあるため、外壁の点検時に屋根もあわせて確認してもらいましょう。
3階建ての外壁塗装は信頼できる業者選びが重要
最後に、3階建ての外壁塗装を安心して任せるための業者選びのポイントを紹介します。
悪質業者・格安業者に注意する
外壁塗装の相場を大きく下回る「格安」をうたう業者には注意が必要です。相場より極端に安いのには、塗り回数を減らす、安価な塗料を使う、経験の浅い作業者が施工するなど、必ず理由があります。「安かろう悪かろう」では、せっかくの塗装が数年で劣化してしまい、かえって割高になりかねません。
施工実績とアフター保証を確認する
3階建ての施工は、足場の組み方やルーフバルコニーの防水、ツートンカラーの配色など、2階建てにはないノウハウが求められます。3階建ての施工実績が豊富な業者を選ぶことが、仕上がりの質を左右します。あわせて、施工後の保証内容やアフターフォロー体制、口コミ・評判も確認しておくと安心です。
まとめ:3階建ては足場代の理解と業者選びで適正価格に
3階建ての外壁塗装の主なポイントを整理します。
- 3階建ての相場は30坪で100万〜140万円が目安です(シリコン塗料・足場込み)
- 2階建てより5〜10万円ほど高くなり、差額の主因は足場代です
- 費用が高くなる理由は足場・高所作業・施工範囲の広がりにあります
- 費用を抑えるには屋根・付帯部との同時施工と耐用年数の長い塗料選びが有効です
- 狭小地での足場やルーフバルコニーの防水、屋根点検など3階建て特有の確認が必要です
- やまもとくんでは累計26,000棟以上の施工実績、業界初のトリプル安心保証、中間マージンを削減した適正価格宣言、HOWEVER COAT +20で3階建ての塗装をサポートします
3階建ての外壁塗装は金額が大きいぶん、相場の理解と業者選びがそのまま仕上がりと将来の安心感に直結します。価格だけで業者を選ぶと、数年後に再塗装費用がかかり結果的に高くつくこともあります。相場を踏まえて複数社で比較し、保証と実績で判断することが失敗しないコツです。やまもとくんでは、無料の現地調査と適正価格でのお見積りをいつでも承っています。